建築談義
2011年

最新情報をお知らせします   
2009年のお知らせ  2010年のお知らせ

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。
毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の間で意見交換をしています。


■建築談義 NO.062:
「海の博物館見学の感想とまとめ」&「忘年会」

  平成23年11月30日(水曜日)19:00〜  「しょうあん」(姫路市材木町9)
  参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。駐車場は大手門駐車場などを利用してください。
  「しょうあん」で鍋を用意しています。
  参加費:2,000円+飲み物代(近くの酒屋で買い出し) 
  ※ 参加される方は、料理の手配があるので、11月25日迄に山田(katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp)まで連絡ください。

「海の博物館」「内藤廣」について語りありたいと思います。※見学へ参加された方は、スケッチを持って来てください。 兵庫県立大学の学生にも声かけています。

◎参考図書1:「建築は時間の流れの中で育まれる」※『建築的思考のゆくえ』/内藤廣著/王国社より抜粋 希望される方には資料を送ります。
◎参考図書2:『内藤廣 NA建築家シリーズ03』 /日経アーキテクチュア編/日経BP社/3,150円 

今年になってから、新しく参加されるメンバーも増えました。 はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp  連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)
※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。 
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。

■ひめじの魅力再発見〜「こみせまち」を目指して〜 11月19日(土)13:00〜16:00

  第一部 13:00〜14:15 活動報告 「町家の屋根瓦の話」  主催 姫路・町家再生塾  会場 町家カフェ しょうあん 
  第二部 14:15〜14:45 男山南地区散策第三部 14:45〜16:00 シンポジウム 「姫路の魅力再発見」 主催 ひめじRe-店舗計画 会場 文学館望景亭

まちづくりにご興味のあるかたはぜひ、ご参加ください。チラシURLhttps://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B_ch2qGqUebPOTdiMmM2ZmEtMDA2Ni00MDc1LWI0YTUtOTQ2MzEyMGEwZDc4&hl=ja
問合せ先 町家カフェ しょうあん  079−297−0828

報告(建築談議061)

11月3日(祝)に、内藤廣氏が設計された「海の博物館」を見学に行きました。
参加者13名(建築士会会員5名、兵庫県立大学卒業生3人、兵庫県立大学学生5人)

志摩まで4時間近くの長い車での移動となりましたが、車内でもいろいろな話ができました。(藤本さんからスケッチの描き方を教えてもらいました。)
「海の博物館」については内藤さんの書かれたいろいろな文章を読んでいて、どうしても見たい建物だったのですが、
写真や図面で見る以上によかったです。(どうよかったかは簡潔には書けないですが・・・)
現地についてからお願いしたにも関わらず学芸員の平賀さんが、非公開の収蔵庫を案内してくださり、
また設計当初から現在まで内藤さんとのやりとりやちょっとした裏話を聞かせてもらいました。
伊勢神宮へ行く予定をやめて、閉館まで「海の博物館」で過ごしました。
平賀さんに地元のおいしい店を紹介してもらい、みんなで「海の幸」をたらふく食べて帰ってきました。(山田)


■ ――建築談議061(建物見学会TO伊勢志摩)の案内―――            

月に1冊、建築に関する本を読んで、その内容について話しませんか。 
内藤廣氏が設計された「海の博物館」を見学に行きます。少し遠いのですが、三重県の伊勢志摩へ。
これまで談議で内藤氏の本は何冊も読んでいて、ぜひ、見に行きたいと思っていた建物の一つです。
2年前の高知への見学会と同じように、あまり、大掛かりな準備も予定していなくて、車を出せる人が車を出して、乗り合いで、日帰りで伊勢志摩まで行こうと思っています。
兵庫県立大学の学生も参加の予定です。建築士会の活動に興味がある方であれば、会員でない方の参加も歓迎です。

日時:11月3日(祝) 8:00頃 姫路出発
              22:00頃 姫路着(予定)

見学予定:海の博物館(http://www.umihaku.com/archi/index.html)
志摩ミュージアム(http://www.toba.or.jp/kanko/museum.htm)
      伊勢神宮 交通:車数台 
参加費:交通費、入館料、食事代は各自実費
参加希望者は山田まで(katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp)連絡ください。
参加申出の締切:10月29日(土) 

参加者、人数などの申出状況をみて、車の段取り、集合場所などを決めて参加希望者へあらためて詳しい内容を案内します。
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)


■建築談議No.060:
「海の博物館について」

  平成23年10月19日(水曜日)19:00〜
   「しょうあん」(姫路市材木町9)
   参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。
   駐車場は大手門駐車場などを利用してください。

 ◎参考図書1:『内藤廣 NA建築家シリーズ03』/日経アーキテクチュア編/日経BP社/3,150円

 現代を代表する建築家の建築物と思考の変遷をたどるシリーズ書籍の第3弾。
 本書は建築・土木分野を横断的に活動する建築家、内藤廣氏に関する日経アーキテクチュア創刊以来の記事を厳選し、書き下ろし記事を加えたもの。
 「海の博物館」から最新の「旭川駅」まで、内藤氏の主要作をすべて収録したほか、
 インタビューや特別対談も掲載した、同氏初の作品・インタビュー集。

    11月3日(祝)に、内藤廣氏が設計された「海の博物館」へ見学に行くことにしました。(見学の詳細は後日案内)
 

 

※ 参加される方は、山田まで連絡ください。今年になってから、新しく参加されるメンバーも増えました。 はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
   連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。

報告(建築談議059)

東日本大震災について数か月、話をしてきました。
姫路で仕事をしている僕たちにとっては、東北は離れた所での出来事で、実感がなく、緊急的にしなければならないこともなかった。
(工事資材の遅れなどの対応はあったけど)
被災地の視察に行ったメンバーの話を聞いても、義援金をおくるか、ボランティアに行くぐらいことしか思いつかない。
この震災をどう受け入れて、どう向き合っていくのかを、一緒に考えて行きたい思い、震災を談議のテーマに取り上げています。

『3.11大震災 写真に残された記憶と祈りX-KnowledgeHOME 特別編集 No.15 』
多くの建築家の提案が載せられていますが、どこか現実離れしたものや、
自分の考えや自身のことを表現するための提案と受け取れるものが多いとの話がでました。
その中で共感を持てた二人の建築家の提言を抜粋します。

内藤廣氏『実感することがすべての始まり』

復興の幾つかのプロセスに関わっている内藤氏は、
「・・・25,000人を超える。これだけの数になると実感が遠のく。・・・亡くなられた方を抽象的な数で捉えるわけにはいかない。
そこで、自戒と鎮魂の気持ちも込めて、自らの手で打ってみることにした。5月11日時点での行方不明者も含めた数は25,673人。
・・・今、確たる希望やヴィジョンを思い描くことはできないが、この数を実感することがすべての始まりではないかと思った。」

古谷誠章『復興への提言』

長年、田野畑村の地域づくりに関わってきた古谷氏は自戒をこめて、
「・・・時間のあるうちにじっくり対策を練っておく必要がある。・・・今は被災地に直接関わりのない建築家諸兄も、
それぞれ日頃から縁のある地域に対し、土地に潜在するリソースを活かして、その土地の人々と協同しながら来るべき災害に備える知恵を絞っていただきたい。
いくら急いだとしても、災害が発生してからでは遅いのである。」

お二人とも、震災前から被災地で仕事をされて来ていて、震災後も復興に関わる仕事をされている。言葉に深みや重みがあると感じました。

「神戸の地震でも、姫路にいると他人事のようだった。」
「古谷さんの言っているように、地元の僕たちで普段から災害のことを考えていこう。」
「姫路でできることを考えていく必要がある。」
「応急危険度判定士の資格をみんなで取ったらどうか。」
他にもいろいろな話がでました。

今後、具体的に行動できることを考え、継続して取り組んでいきたいと思っています。
(山田)

 


■建築談議No.059:
「東日本大震災(津波・原発と復興)について  −姫路で僕たちが考えることは・・・パートV」

平成23年9月14日(水曜日)19:00〜
山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122−1)
参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

◎参考図書1:『3.11大震災 写真に残された記憶と祈り X-KnowledgeHOME 特別編集 No.15 』/エクスナレッジ/2,300円+税

戦後最大の惨禍をもたらした東日本大震災に建築と建築家はどのように向き合い乗り越えていくのか? 写真やスケッチなどのビジュアル要素をふんだんに盛り込み、建築の今後を 考えながら、被災された方々を勇気づけ、この国が再び立ち上がることへ向けてのメッセージをまとめた特別編集。
(本書の売り上げの一部は東日本大震災義援金へ寄付される)

■内容
・写真に残された記憶と祈り 撮影=在本彌生/文=吉村靖孝
  ・再生へのメッセージ 建築家の言葉
・子どもたちの夢の家
  [別冊特別付録]Two Houses(ふたつの家)アンダース・エドストローム

◎参考図書2:『日本の大転換 』/中沢新一著/集英社新書/735円

3.11以降の我々が進むべき道とは?
新しい「革命」へのマニフェスト

大地震と津波、そして原発の事故により、日本は根底からの転換をとげていかなければいけないことが明らかになった。元通りの世界に「復旧」させることなどはもはや出来ない。
未知の領域に踏み出してしまった我々は、これからどのような 発想の転換によってこの事態に対処し、「復興」に向けて歩んで いくべきなのか。
原子力という生態圏外的テクノロジーからの離脱と、「エネルゴロジー」という新しい概念を考えることで、 これからの日本、そしてさらには世界の目指すべき道を指し示す。

各自、震災に関して関心のある内容の資料を持ち寄って談議を考えています。

※ 参加される方は、山田まで連絡ください。今年になってから、新しく参加されるメンバーも増えました。 はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。

担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。


○建築談議No.058:
「東日本大震災(津波・原発と復興)について −姫路で僕たちが考えることは・・・パートU」

これまでの談議でとりあげた『下流思考』『街場のメディア論』の著者内田樹氏と中沢新一氏、平川克美氏と鼎談をまとめた本が出版されているのを見つけたので、今回はこの本を読んでの談議とします。支部で企画した被災地の視察の直後なので、参加者の報告も聞きたいと思います。

平成23年8月10日(水曜日)19:00〜
山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122−1)
参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

◎参考図書1:『大津波と原発 』/内田 樹、中沢新一、平川克美 共著 /朝日新聞出版/740円+税

未曾有の震災後に浮かび上がる、唯一神のごとき「原発」。
原子力という生態圏外のエネルギーの憤怒に、われわれはどう対峙し、無残に切断された歴史を転換させていくべきなのか。
白日のもとに晒された危機の本質と来るべき社会のモデルを語り尽くす。

「はじめに」より

2011・3・11大震災が起こったその日から数えて三週間ほどたった4月5日に、私たち三人はUstreamで配信される番組「ラジオデイズ」で、大震災と原発事故について語り合う機会をもった。
三人の気持は一致していた。今回の出来事をきっかけとして、 日本人が大きく変わっていくだろうということ、また変わっていかなければならないということについて、私たちは認識を共有していた。とても大切な内容が語られていましたね、というたくさんの人の声に押されて、大急ぎでこの鼎談を本にすることにした。
一粒の麦が地に落ちて、のちに多くの実を結びますように。
(中沢新一)

各自、震災に関して関心のある内容の資料を持ち寄って談議を考えています。

※ 参加される方は、山田まで連絡ください。 今年になってから、新しく参加されるメンバーも増えました。 はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。

担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。

報告(建築談議057)

政治家や東電の対応を批判するのではなく、脱原発・原発推進がどうとか、復興はこうあるべきとかでもなく、
今起こっていることは日本社会のシステムのかかえる問題が露呈したのではという視点で、話を進めました。

村上氏スピーチ「何人かの専門家は、・・・安全基準の見直しを求めていたのですが、電力会社はそれを真剣には取り上げなかった。
なぜなら、何百年に一度あるかないかという大津波のために、大金を投資するのは、営利企業の歓迎するところではなかったからです。」に対して
「姉歯事件も同じような背景から発生したのでは。」
「モノ(建築)をつくる仕事をしているのに、効率を追求して、本当に大切なことをおろそかにしていないか。」
「建築の現場でも職人や技術者(建築士)は言われた通りにしていればいいのではなく、悪いものは悪い、危険なことは危険と言わないといけない。」
とか、自分たちの仕事に近づけて話できたのがよかったと思います。

内藤氏の記事では「日本の「戦後」が問われているではないでしょうか。・・・
新たなビジョンを描くことができないまま、闇雲に経済の発展だけを求めてきたのではないでしょうか。・・・
この震災で日本は変わるはずです。 もし変わらなければ、この国は長い衰退期に入ると私は思います。・・・」
と書かれていて、僕も変わらないといけないと思っているのですが、
(政治家や官僚、電力会社、番組のコメンテーターを見ていると変わらない気もしてきますが)
どうあるべきかとか、自分たちが仕事を通してどういったことをしていくのか
といったことは、まだ自分の中でも整理できていません。

内藤氏が建築雑誌へ投稿している
「量の供給から質の充足へ」(新建築―今、建築について思うこと―)
「深く心に刻むこと・忘れないこと」(GA JAPAN 110)で
言われていることが手掛かりになるのかなと思っています。

もうしばらく、このことを建築談議でとりあげていくこととします。大きなテーマですが、いろんな意見が出てくればと思います。

(山田)

 


――建築談議057(建築本Are Koreあれこれ)の案内――

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の間で意見交換をしています。
今年になってから、新しく参加されるメンバーも増えました。はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。

今回は、東日本大震災についての談議をします。3月11日以降、毎日のようにメディアを通して震災の情報を目にします。
悲惨な映像を数えきれないくらい見たし、政治家や行政、企業を批判するニュースもうんざりするほど流れています。

最近の談議の中で、戦後の日本の近代化やモダニズムの建築の手法や考え方等が限界にきているのではといったことをよく話していましたが、そういったものが、一気に露呈したのかなと思います。

これを機に、さまざまなものが変わるだろうという文章をよく目にします。
『この震災で日本は変わるはずです。もし変わらなければ、この国は長い衰退期に入ると私は思います。・・・』(※内藤廣氏 参考図書2)

姫路で建築士として仕事をする僕たちは、今回の震災をどう受け止めて、これからのことをどのように考えていくのかといったことを談議したいと思います。

■建築談議No.057:
「東日本大震災(津波・原発と復興)について−姫路で僕たちが考えることは・・・」

平成23年7月13日(水曜日)19:00〜
山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122−1)
参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

◎参考図書1:『日本人と「無常」−−非現実的な夢想家として
(村上春樹氏:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿)』
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110614dde018040055000c.html

◎参考図書2:『「品性」が備わればデザインは新しいステージを迎える
(日本デザイン振興会 評議員・理事インタビュー[2]評議員・内藤 廣)』
http://www.jidp.or.jp/dn/ja/article/20110624/31

◎参考図書3:『GA JAPAN110 5-6/2011 特別寄稿[東日本大震災について]』/ADA/2,450円

■特別寄稿 東日本大震災について
・奥山仙台市長並びにせんだいメディアテークの皆様方へ 伊東豊雄
・3月11日より25日経って 石山修武
・20世紀的社会システムの崩壊 山本理顕
・深く心に刻むこと・忘れないこと 内藤廣
・東日本大震災に関する私的コメント 小嶋一浩
連絡もらえば資料を送ります。

◎参考図書4:『新建築2011年6月臨時増刊 今、建築について思うこと──3.11を経て』/新建築社/500円など、
各自、震災に関して関心のある内容の資料を持ち寄って談議を考えています。

※ 参加される方は、山田まで連絡ください。

担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。


――建築談議057(建築本Are Koreあれこれ)の案内――

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の間で意見交換をしています。
今年になってから、新しく参加されるメンバーも増えました。はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。

今回は、東日本大震災についての談議をします。3月11日以降、毎日のようにメディアを通して震災の情報を目にします。
悲惨な映像を数えきれないくらい見たし、政治家や行政、企業を批判するニュースもうんざりするほど流れています。

最近の談議の中で、戦後の日本の近代化やモダニズムの建築の手法や考え方等が限界にきているのではといったことをよく話していましたが、そういったものが、一気に露呈したのかなと思います。

これを機に、さまざまなものが変わるだろうという文章をよく目にします。
『この震災で日本は変わるはずです。もし変わらなければ、この国は長い衰退期に入ると私は思います。・・・』(※内藤廣氏 参考図書2)

姫路で建築士として仕事をする僕たちは、今回の震災をどう受け止めて、これからのことをどのように考えていくのかといったことを談議したいと思います。

■建築談議No.057:
「東日本大震災(津波・原発と復興)について−姫路で僕たちが考えることは・・・」

平成23年7月13日(水曜日)19:00〜
山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122−1)
参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

◎参考図書1:『日本人と「無常」−−非現実的な夢想家として
(村上春樹氏:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿)』
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110614dde018040055000c.html

◎参考図書2:『「品性」が備わればデザインは新しいステージを迎える
(日本デザイン振興会 評議員・理事インタビュー[2]評議員・内藤 廣)』
http://www.jidp.or.jp/dn/ja/article/20110624/31

◎参考図書3:『GA JAPAN110 5-6/2011 特別寄稿[東日本大震災について]』/ADA/2,450円

■特別寄稿 東日本大震災について
・奥山仙台市長並びにせんだいメディアテークの皆様方へ 伊東豊雄
・3月11日より25日経って 石山修武
・20世紀的社会システムの崩壊 山本理顕
・深く心に刻むこと・忘れないこと 内藤廣
・東日本大震災に関する私的コメント 小嶋一浩
連絡もらえば資料を送ります。

◎参考図書4:『新建築2011年6月臨時増刊 今、建築について思うこと──3.11を経て』/新建築社/500円など、
各自、震災に関して関心のある内容の資料を持ち寄って談議を考えています。

※ 参加される方は、山田まで連絡ください。

担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。


――建築談議056(建築本Are Koreあれこれ)の案内――

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の間で意見交換をしています。
今年になってから、新しく参加されるメンバーも増えました。はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。

「環境デザイン講義」に引き続き「構造デザイン講義」を、読もうということになりました。
東京大学での講義をまとめたものです。学生たちへのメッセージには、実務に追われる僕たちにも、大切なものが含まれていると思いました。
また、内藤氏設計の「海の博物館」見学の案が出ています。今回の談議で具体的な日程を決める予定です。

■建築談議No.056:「構造デザイン」

  平成23年6月15日(水曜日)19:00〜
   山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122−1)

   参加される方には地図などで案内します。
   担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
   連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

◎参考図書1:『構造デザイン講義』/内藤廣 著/王国社/1,995円

建築と土木に通底する構造デザインとは何か。
「海の博物館」「安曇野ちひろ美術館」「牧野富太郎記念館」「島根県立芸術文化センター」など世評高い作品の建築家が行った東京大学社会基盤
(土木)学専攻での講義の集成。古代ローマの組積造・アーチ構造から近代建築(モダニズム)をつくったスティールやコンクリート、新たに見直され
ている木造まで、実際に扱う物質の性格や使い方をとことん追及しながら、背後にある歴史的時間や世界観も視野に入れ、「デザインとは技術の本質に
迫り、根源的な人間の本性と思考に根ざしているものだ」と説く。
今起きている「現場の空洞化」に危機感を持つ著者は、若い世代に向けて「デザインマインドをもて」「自分の頭で考えろ」と熱いメッセージを贈る。


■建築談議No.055:「環境デザイン PART2」

   日時:平成23年5月11日(水曜日)19:00〜  
   場所:山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122−1)

   担当:山田 E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
      連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。 

◎参考図書1:『環境デザイン講義』/内藤廣 著/王国社/1,995円
 
絶大な支持を得た「構造デザイン講義」に続く、内藤廣氏の東京大学講義集成第2弾。我々をとりまく空気環境や設備環境に
ついて客観的なデータは踏まえつつも、あくまでも人間の身体経験や感性の側から捉え直す。その方法として「光」「熱」「水」「風」
「音」の5つの分野に分け、実践の現場での予想を超える出来事を織り込みながら、著者自身の構想力で展開する。

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の
間で意見交換をしています。今年になってから、新しく参加されるメンバーも増えました。
はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。

前回、談議では何度も取り上げている内藤廣氏の書籍。
東京大学での講義をまとめたもので、わかりやすい話し方で、 共感できることが多く、いろんな話をすることが出来ました。
内藤氏自ら、自分の設計の原点と話す「海の博物館」を見学に 行こうとの話も出ています。今回は、続きの「熱」「水」「風」「音」を・・・

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。


――建築談議054(建築本Are Koreあれこれ)の案内――

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。
毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の間で意見交換をしています。はじめての方の参加も歓迎です。  

平成23年4月6日(水曜日)19:00〜
山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122−1)  参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

◎参考図書1:『環境デザイン講義』/内藤廣 著/王国社/1,995円

絶大な支持を得た「構造デザイン講義」に続く、内藤廣氏の東京大学講義集成第2弾。我々をとりまく空気環境や設備環境に
ついて客観的なデータは踏まえつつも、あくまでも人間の身体経験や感性の側から捉え直す。その方法として「光」「熱」「水」「風」
「音」の5つの分野に分け、実践の現場での予想を超える出来事を織り込みながら、著者自身の構想力で展開する。

※ 参加される方は、山田まで連絡ください。

担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。


――建築談議053(建築本Are Koreあれこれ)の案内――

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。
毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の間で意見交換をしています。はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。

■建築談議No.053:「環境のイエ」

平成23年2月16日(水曜日)19:00〜

山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122−1)  参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

◎参考図書1:『環境のイエ フィジックスと住空間デザイン』/小泉雅生 著/学芸出版社/2,100円

環境配慮が求められる今、住宅においては太陽光発電など大掛かりな設備が想像されがちだが、身近な環境を意識し、
それをデザインに組み込むだけで住空間と居住性は快適にできる。光・熱・空気・音環境の物理的特性(フィジックス)から
展開する空間デザインの可能性を建築家の実作でビジュアルに示し、著者の自邸で詳解する。

■目次
・1章 フィジックス・デザインとは フィジックスとイエの歴史/フィジックスと気候風土・地理/フィジックス・デザインの今
・2章 ハウジング・フィジックス・デザインの試み 日本の気候風土に対応した近代住宅 聴竹居/藤井厚二 寒冷地における厚い壁に囲まれた住空間 アースキン邸/
    ラルフ・アースキン 南に向かって大きく開かれた北国の実験住宅 上遠野邸/上遠野徹 RCで持ち上げられた木造の箱 脇田山荘/
    吉村順三 パッシブデザインの先駆け つくばの家T/小玉祐一郎 南半球の開放系住居 シンプソン・リー・ハウス/
    グレン・マーカット 南北のバッファーゾーンで包み込む、寒冷地の住まい IS邸/設計組織ADH 熱容量の違いを活かした住空間 静戸の家/田中直樹
   北側採光のマンションリノベーション イガタ/小泉雅生 折り畳まれたワンルーム 曽我部邸/曽我部昌史+丸山美紀 ライトチムニーのある段状の一室空間 ノラ・ハウス/
    アトリエ・ワン+東京工業大学塚本研究室 既存建築に挿入された新たな箱 In BOX Project 01/藤江創既存の蔵を活かした郊外農家の住まい――川越の家 TERRA/
    峯田建+恩田恵以豊かな光と風を採り込む都市型住居――箱の家128/難波和彦・界工作舎
   環境制御のためのコンクリートルーバー――コンクリートルーバーのある家/StudioGreenBlue 階段室を中心とした螺旋状の空間――創エネハウス/小泉雅生
・3章 アシタノイエにおけるフィジックス・デザイン ・4章 フィジックス・デザインの可能性

■建築談議No.054:「環境デザイン講義」(予定)

◎参考図書1:『環境デザイン講義』/内藤廣 著/王国社/1,995円

※ 参加される方は、山田まで連絡ください。

担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。