建築談議075の案内
――建築談議075の案内――
姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、
始めた建築談議。
毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、
参加者の間で意見交換をしています。
今年の建築家講演会は山本理顕氏に決まりました。
日時:6月8日(土)14:30~16:30
会場:兵庫県立ものづくり大学校
山本理顕氏の作品集『RIKEN YAMAMOTO 山本理顕の建築』と
講演会のタイトルにもなっている『地域社会圏主義』を読んで
の談議とします。
建築家講演会のための勉強会です。
恒例の見学会は、建築作品の所在地が遠いので、開催しませんが、
その分、本を読み、話を交わして理解を深めてから、講演会に
臨みたいと考えています。
■建築談議No.075:
「建築家講演会『地域社会圏主義』山本理顕氏に向けて」
平成25年5月8日(水曜日)19:00~
山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122-1フィールトレイン108号室)
参加される方には地図などで案内します。
山田まで連絡ください。
◎参考図書1:『地域社会圏主義』/山本理顕、上野千鶴子・金子勝・平山洋介・
仲俊治+末光弘和+Y-GSA/INAX出版/2,415円
「地域社会圏」構想とは、1つの住宅に1家族が住むというモデルが現在の硬直した
日本の運営システムをつくり、それがいまや大きく破綻していると考える、建築家・
山本理顕による問題提起。私たちの生活のリアリティをすくいあげる新しい住宅空間
モデルとその供給システムの構築をめざしている。これは家族の枠を超え、公と私を
媒介する中間集団のあり方=新たな公共空間を考える試みでもある。
高齢者や一人世帯がさらに増えていくすぐそこの未来、私たちは自身の生活とそれを
受け止める器である住宅をどのようにイメージし、また獲得していくことができるのか。
2010年春に刊行され、話題をよんだ「地域社会圏モデル」から大きく一歩踏み込んで、
2015年のリアルな居住像を提案する。上野千鶴子(社会学)、金子勝(経済学)、
平山洋介(建築学)との対談も収録。
■目次
はじめに 「地域社会圏」に住みたい 山本理顕
第1章:地域社会圏リアル
・Part.1 どのように住むか
・Part.2 どのように運営するか
・Part.3 郊外高密モデル
・Part.4 都心超高密モデル
・EX
地域社会圏をめぐる議論 仲俊治
地域社会圏経済
経済学から見た地域社会圏 松行輝昌
第2章:地域社会圏リフレクション
・[対談] 住まいがつくる、その場所固有の経済活動 金子勝×山本理顕
・[対談] 住まいは社会を大きく変える 平山洋介×山本理顕
・[対談] おひとりさまたちの共住 上野千鶴子×山本理顕
・[座談会]住空間・生活像・運営システムの設計
山本理顕×仲俊治×末光弘和×松行輝昌×Y-GSA地域社会圏コア・メンバー
あとがき 一緒に考えたい 山本理顕
地域社会圏研究会 著者プロフィール
◎参考図書2:『RIKEN YAMAMOTO 山本理顕の建築』/山本理顕/
TOTO出版/4,410円
日本・中国・韓国・スイスでプロジェクトが進行しており、また次々にコンペを勝ち取っている山本理顕の待望の作品集。
初期住宅「山川山荘」から最新プロジェクト「ザ サークル チューリッヒ空港」まで29作品を写真・図面により詳細に紹介。論文も多数収録されており、常に建築と社会とのかかわりを考えながら新しい建築を提案する山本の思考を読み取ることができる。
■目次
・論文 TEXTS
物語のような本である
建築空間の施設化
「1家族=1住宅」システムから「地域社会圏」システムへ
共同体内共同体
寸法に意味が生まれる
シンボル
建築家はオタクか?
助け合う
・作品 WORKS
山川山荘/STUDIO STEPS/藤井邸/ガゼボ
熊本県営保田窪第一団地/岡山の住宅
山本クリニック/岩出山町立岩出山中学校
埼玉県立大学/公立はこだて未来大学
広島市西消防署/東京ウェルズテクニカルセンター
三ツ境ハイツ/邑楽町役場庁舎
東雲キャナルコート CODAN/エコムスハウス
北京県外 SOHO/小田原城下ホール
横須賀美術館/福生市庁舎/ドラゴン・リリーさんの家
ナミックス テクノコア/パンギョハウジング
天津図書館/元総社県営住宅/ソウル江南ハウジング
豊島区西部地域複合施設/ザ サークル チューリッヒ空港
・作品データリスト
・略歴
はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)
※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、
提案してください。