建築談議073(12/12)のお知らせ

建築談義

2012年
最新情報  

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の間で意見交換をしています。

――建築談議071の案内――

姫路でも、建築について議論する場をつくりたいと考えて、始めた建築談議。
毎月1冊の本を読んでくることで、話題を共有して、参加者の間で意見交換をしています。

今回は以前『コミュニティ・デザイン』でとりあげた山崎亮氏の対談をまとめた本をとりあげます。
1冊は前回の案内で紹介していた『藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?』
もう1冊、学生から紹介してもらった『藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する』
他にも山崎氏の本が最近たくさん出ています。「つくる」こと「つくらない」ことについて考えてみたいと思います。

■建築談議No.071:「“つくる”こと“つくらない”ことについて」
 
平成24年9月5日(水曜日)19:00~
   山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122-1フィールトレイン108号室)
   参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

◎参考図書1:『藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?』/藻谷浩介、山崎亮/学芸出版社/1,470円

私たちが充実した暮らしを送るには「右肩上がりの経済成長率」という物差しが本当に必要なのだろうか。むしろ個人の幸せを実感できる社会へと舵を切れないか?
日本全国の実状を知る地域エコノミスト藻谷浩介(『デフレの正体』)とコミュニティデザイナー山崎亮(『コミュニティデザイン』)の歯に衣着せぬ対談からヒントを得る!

  はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
  担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
   連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、 提案してください。

■建築談議No.070 「これからの住宅のあり方について」

   平成24年8月1日(水曜日)19:00~
   山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122- 1フィールトレイン108号室)?
   参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

◎参考図書1:『地域社会圏主義』/山本理顕、上野千鶴子・金子勝・平山洋介・仲俊治+末光弘和+Y-GSA/INAX出版/2,415円

「地域社会圏」構想とは、1つの住宅に1家族が住むというモデルが現在の硬直した日本の運営システムをつくり、
それがいまや大きく破綻していると考える、建築家・山本理顕による問題提起。
私たちの生活のリアリティをすくいあげる新しい住宅空間モデルとその供給システムの構築をめざしている。
これは家族の枠を超え、公と私を媒介する中間集団のあり方=新たな公共空間を考える試みでもある。
高齢者や一人世帯がさらに増えていくすぐそこの未来、私たちは自身の生活とそれを受け止める器である住宅を
どのようにイメージし、また獲得していくことができるのか。?
2010年春に刊行され、話題をよんだ「地域社会圏モデル」から大きく一歩踏み込んで、?2015年のリアルな居住像を提案する。
上野千鶴子(社会学)、金子勝(経済学)、平山洋介(建築学)との対談も収録。

■目次
はじめに 「地域社会圏」に住みたい 山本理顕

第1章:地域社会圏リアル
・Part.1 どのように住むか
・Part.2 どのように運営するか
・Part.3 郊外高密モデル
・Part.4 都心超高密モデル
・EX
  地域社会圏をめぐる議論 仲俊治
  地域社会圏経済
  経済学から見た地域社会圏 松行輝昌

第2章:地域社会圏リフレクション
・[対談] 住まいがつくる、その場所固有の経済活動 金子勝×山本理顕
・[対談] 住まいは社会を大きく変える 平山洋介×山本理顕
・[対談] おひとりさまたちの共住 上野千鶴子×山本理顕
・[座談会]住空間・生活像・運営システムの設計
  山本理顕×仲俊治×末光弘和×松行輝昌×Y- GSA地域社会圏コア・メンバー

あとがき 一緒に考えたい 山本理顕 地域社会圏研究会 著者プロフィール

◎参考図書2:『住宅政策のどこが問題か 「持家社会」の次を展望する』/平山洋介/光文社/903円
借家から持家へ、小さな家から大きな家へ、マンションから一戸建てへ・・・。
戦後日本では、住まいの「梯子」を登ることが標準のライフコースとされてきた。
ところが、時代が変わり、さまざまな人生のかたちが現れ、「持家社会」は動揺し
始めた。さらに、90年代末から住宅システムが市場化され、住宅資産のリスクは
増大した。ローン破綻があいつぐ事態が、これから日本で起こらないとも限らない。
本書は、グローバルな潮流をふまえたうえで、住宅システムの変遷を検証すし、
さらに日本社会が新自由主義から何処へ向かうべきかを考察する。

■目次
・はじめに
・1章 住宅所有と社会変化
・2章 持家社会のグローバル化
・3章 住まいの「梯子」
・4章 住宅セーフティネット
・おわりに
・あとがき
・引用文献

――建築談議071の予告――
「これからの社会と建築のあり方について」  9月上旬予定

◎参考図書1:『藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?』
/藻谷浩介、山崎亮/学芸出版社/1,470円

私たちが充実した暮らしを送るには「右肩上がりの経済成長率」という物差しが本当に必要なのだろうか。むしろ個人の幸せを実感できる社会へと舵を切れないか?日本全国の実状を知る地域エコノミスト藻谷浩介(『デフレの正体』)とコミュニティデザイナー山崎亮(『コミュニティデザイン』)の歯に衣着せぬ対談からヒントを得る!

■目次
・まえがき 藻谷浩介

・プロローグ 地域経済の専門家に聞いてみたかったこと
  なぜ、それが気になるのか
  鹿児島で出会った人たちはノリが良い
  島根県海士町の人たちは楽しそうだ
  家島の人たちの充実した暮らしぶり

・1章 経済的指標と人びとの幸せとの関係を考えてみる
  鹿児島のケーススタディ
  老舗百貨店がコミュニティスペースを持つデパートに生まれ変わっ たいきさつ
  マルヤガーデンズの考え方
  なぜ、コミュニティデザイナー山崎亮がそこに呼ばれたのか
  マルヤガーデンズが成り立つ絶妙な事情
  ノリが良い町、悪い町

・2章 経済成長率と実態が合っていないのではないか
  一般的な印象と数字の違い
  では、どんなストックがあれば豊かと言えるのか
  マクロ経済学原理主義に気をつけよう
  平均値だけで語ることの無意味さ
  そもそもコミュニティデザインとはどこから出てきたのか

・3章 「いつまでも成長し続けなければならない」ってホント?
  あるポイントを過ぎれば、年収が伸びても豊かさの実感は伸びない
  もし、経済成長至上主義者に怒られたら
  地方自治体と交付税のからくり
  税収を生む産業、生まない産業
  税金システムの本当の受益者
  「自立できない自治体は不合格」という意見について

・4章 幸せは計るものではなく、実感するもの
  金勘定上の損得は極論に行き着く
  公共投資に頼らない生き方の選択
  海士町がなぜ日本に必要なのか~島の幸福論~
  「島留学」から見えること~ 経済成長ではなく個人が成長する可能性~
  山奥のカフェから見えてくること
  見えないストックでつくる新しい店
  本当に日本はジリ貧になっているのか~数字で見る真実~

・エピローグ 僕たちは時代の節目という面白い時を生きている
  経済成長の、次のステージへ
  質疑応答

・少し長めのあとがき 経済成長と生活の豊かさについて考える 山崎亮
・あとがきのあとがき 東京都青ヶ島村 藻谷浩介

  はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
  担当 山田: E-Mail  katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
   連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、
    提案してください。

■建築談議No.069:「建築家講演会『HOMEを探して』内藤廣氏」を終えて

  平成24年7月4日(水曜日)19:00~ 「しょうあん」(姫路市材木町9)

  参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。
  駐車場は大手門駐車場などを利用してください。

◎参考図書1:『HOMEを探して:内藤廣 第6回建築フォーラム報告』/新建築2012年5月号19ページ

参加される方には、資料を送ります。山田まで連絡ください。

■建築談議No.070:「これからの住宅のあり方について」予告 8月上旬予定

◎参考図書1:『地域社会圏主義』/山本理顕、上野千鶴子・金子勝・平山洋介・仲俊治+末光弘和+Y-GSA/INAX出版/2,415円

はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
担当  山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。

―――建築談議068(島根県芸術文化センター見学)の案内―――

内藤廣先生を姫路に招いて講演していただくことになりました。念願かない数年越しに依頼していた講演会が実現します。

■ 平成24年度建築家講演会 内藤廣 「HOMEを探して」

6月16日(土)14:00~兵庫県立ものづくり大学校にて (詳細はこちら)

建築談議では、講演会に向けて、内藤廣先生について勉強してきました。
その中で講演会までに、島根県芸術文化センターを見学しようということになりました。
朝6時姫路駅出発 片道約6時間で往復12時間のバスでの移動、現地滞在は4時間程度、23時頃姫路到着という強硬スケジュールですが、参加希望される方は山田まで連絡ください。

兵庫県立大学の学生も参加の予定です。
建築士会の活動に興味がある方であれば、会員でない方の参加も歓迎です。
■建築談議No.068:「島根県芸術文化センター見学」

日時:6月3日(日) 6:00  姫路駅前集合・出発
            12:30  島根県芸術文化センター到着(予定)
            16:30頃 島根県芸術文化センター出発(予定)
            23:00頃 姫路着(予定)

見学予定:島根県芸術文化センター(http://www.grandtoit.jp/)
交通:小型バス(20人乗り)予定 
参加費:交通費(バス代4~6千円程度、実費を全員で精算)、入館料、食事代は各自実費

参加希望者は山田まで(katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp)連絡ください。

参加申出の締切:5月21日(月) 

参加者、人数などの申出状況をみて、バスの段取り、集合場所などを決めて参加希望者へあらためて詳しい内容を案内します。

現在、建築談議のメンバーの内、10数名が参加します。20名を超えるようであれば、中型バスを手配します。
※ 参加される方は、山田まで連絡ください。質疑なども山田まで、お願いします。
担当 山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
   連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。

■建築談議No.067:「建築家講演会『HOMEを探して』内藤廣氏」に向けてⅡ

平成24年5月9日(水曜日)19:00~
「しょうあん」(姫路市材木町9)

参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。
駐車場は大手門駐車場などを利用してください。

◎参考図書1:『「土地」と「場所」―二十一世紀の建築に向けて』/内藤廣/住宅建築2007年1月号
◎参考図書2:『場所論2・住宅論「生と死の観点から』/内藤廣/住宅建築2008年9月号

参加される方には、資料を送付します。山田まで連絡ください。

はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
担当  山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。
■建築談議No.063 「3・11後の建築と社会デザイン」について パート2

平成24年2月22日(水曜日)19:00~
山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122-1)
参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。  

前回に引き続き、これからの建築と社会デザインについての談議とします。
「3・11後の建築と社会デザイン」の第二部「建築からはじめる-国土・都市・建築」を中心に話したいと思っています。

◎参考図書1:「3・11後の建築と社会デザイン」/三浦展・藤村龍至 編著/平凡社/798円
3月11日の震災は日本が抱えていた問題を顕在化させ、 私たちは いきなり歴史の転換点に投げ出されてしまった。
東北の再生、 そして新たな日本の再編に向けて、 これまでの何を改め、どこへ向かうべきなのか。
2011年7月16日、著者の2人を司会に、山本理顕、島原万丈、 大月敏雄、中村陽一、藤村正之、松原隆一郎、家成俊勝、
松隈章、永山祐子、広井良典、山崎亮、大野秀敏をパネリストとして 迎えたシンポジウムでの、熱い議論を収録した1冊。

はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
担当  山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。

■建築談議No.063 「3・11後の建築と社会デザイン」について

平成24年1月18日(水曜日)19:00~
山田克幸建築設計事務所(姫路市岩端町122-1)
参加される方には地図などで案内します。山田まで連絡ください。

今年最初の談議は、あらためて震災に関することからにしました。 これからの建築をとりまく環境は、どのように変わっていくのか。
これからの社会を考えていくのに、どのような考え方があるのか。 といったことを談議できないかなと思っています。

◎参考図書1:「3・11後の建築と社会デザイン」/三浦展・藤村龍至 編著/平凡社/798円
3月11日の震災は日本が抱えていた問題を顕在化させ、 私たちは いきなり歴史の転換点に投げ出されてしまった。
東北の再生、 そして新たな日本の再編に向けて、 これまでの何を改め、どこへ向かうべきなのか。
2011年7月16日、著者の2人を司会に、山本理顕、島原万丈、 大月敏雄、中村陽一、藤村正之、松原隆一郎、家成俊勝、
松隈章、永山祐子、広井良典、山崎亮、大野秀敏をパネリストとして 迎えたシンポジウムでの、熱い議論を収録した1冊。

はじめての方の参加も歓迎です。一度、山田まで連絡ください。
担当  山田: E-Mail katsuyuki@mug.biglobe.ne.jp
連絡先 079-299-5788(山田克幸建築設計事務所)

※ 建築談議の日時や会場などについて、ご意見お聞かせください。
※ 建築談議で採り上げたいテーマやおすすめの本があれば、提案してください。

報告(建築談議062)

「海の博物館見学の感想とまとめ」&「忘年会」 
平成23年11月30日(水)「しょうあん」にて、参加者14名 (建築士会会員6名、兵庫県立大学卒業生2人、兵庫県立大学学生6人)

年末ということで忘年会を兼ねての談議。目の前の鍋に火をつける前に、11月3日の「海の博物館」見学のときに各自描いたスケッチを見せて、感想などを発表し、意見交換をしました。 なんらかの形でまとめたものを報告ができればと考えています。(山田)