2007-11-17 建築談義021のお知らせ

2005年12月から「建築談議」を毎月行っています。1冊本を読み、その内容について 話し合う場を
もってきました。いろいろなテーマで議論してきましたが、どんなテーマでも話は盛り上がり、
その度「みんな建築のことが好きなんだなあ。」と感じます。みなさん、参加してください。

 

建築談議No.021:「暮らしを考えること、街並みを考えること(宮脇檀氏の住宅論)」

平成19年11月17日(土曜日)9:30~建築談議
                                                              
11:30~建物見学(希望者)
『姫路市書写の里・美術工芸館』の和室「交流庵」(姫路市書写1223番地)  

◎参考図書1:『新装版 暮らしをデザインする』/宮脇檀/丸善/1,785円

当代第一級の建築家である宮脇檀による身近な住まいの周辺、世界を巡った旅の
エピソードを綴った住まいのちょっといい話など、生活者としてもユニークな
提案をする軽妙なエッセイ暮らしを考えることからスタートし、家について考え、
環境のこと、そして街並みへと考え方は一貫しながら、話は広がっていくのが
おもしろい本だったと思う。一般の人向けの本で、少し物足りないかもしれない
けど、わかりやすい表現は施主との打ち合わせにも使えるかもしれません。
人の暮らし→家→敷地→街並みについての考え方について談議したいと
思っています。
○参考図書2:『宮脇檀の住宅設計 プランニングからディテールへ』
/宮脇檀建築研究室・山崎健一・中山繁信/エクスナレッジ/3,150円
「建築知識 2006年6月号」の宮脇檀特集の内容を増補した書。
宮脇檀が得意とした住宅設計の技が、詳細な資料でまとめられている。
かつての門下生や現在のベテラン設計者が、設計手法と併せて詳しく解説。

■目次
・第1章 図面のルール   ・第2章 全体計画    ・第3章 各室の設計
・第4章 外部仕上げ    ・第5章 開口部     ・第6章 設備
・第7章 エスキース集

 

 

 

 

 

↑ディールなど 意見交換しながらスケッチしたり写真撮影したり・・・。

 

 

 

 

 

↑参加メンバー 士会会員 藤本氏のスケッチ。 スケッチのコツを伺ったりしています。

 

建築談議No.020:「生活や暮らしを考えること(宮脇檀氏の住宅論)」

 平成19年10月27日(土曜日)10:00~建築談議 【9:30~建物見学】
『姫路市書写の里・美術工芸館』の和室「交流庵」(姫路市書写1223番地)

 ◎参考図書1:『新装版 暮らしをデザインする』/宮脇檀/丸善/1,785円
当代第一級の建築家である宮脇檀による身近な住まいの周辺、世界を巡った旅の
エピソードを綴った住まいのちょっといい話など、生活者としてもユニークな提案をする
軽妙なエッセイ

 ◎参考図書2:『宮脇檀の住宅設計 プランニングからディテールへ』
/宮脇檀建築研究室・山崎健一・中山繁信 /エクスナレッジ/3,150円
「建築知識 2006年6月号」の宮脇檀特集の内容を増補した書。
宮脇檀が得意とした住宅設計の技が、詳細な資料でまとめられている。
かつての門下生や現在のベテラン設計者が、設計手法と併せて詳しく解説。

■目次
・第1章 図面のルール  ・第2章 全体計画   ・第3章 各室の設計
・第4章 外部仕上げ   ・第5章 開口部    ・第6章 設備
・第7章 エスキース集

 

 

 

 

 

左:『姫路市書写の里・美術工芸館』の和室「交流庵」  右:ゲート前 参加者

 

建築談議No.019:「安藤忠雄氏ら建築家が設計する住宅について(21世紀の住宅論)」

 

平成19年9月16日(日曜日)10:00~建築談議   9:30~建物見学

 

姫路市宿泊型児童館「星の子館」会議室(姫路市青山1470番地24)
「星の子館」で開催するので、安藤忠雄氏の本を探していたら、『住宅の射程』という本を見つけました。
住宅に関する内容が、今の建築談議には適当と思い選びました。4人の建築家による連続講演会の記録を1冊に
まとめた内容で、安藤氏の他、3人の話している内容も興味深いものでした。また、安藤忠雄氏の建築作品が
多くのっていて、わかりやすいと思ったので、CASA BRUTUSの特集も紹介しておきます。

 

◎参考図書1:『住宅の射程』/磯崎新、安藤忠雄、藤森照信、伊藤豊雄
              /TOTO出版/1,680円
ギャラリー・間20周年記念展「日本の現代住宅1985-2005」に併せて
開催された連続講演会の記録。磯崎新・安藤忠雄・藤森照信・伊東
豊雄という、日本建築界をリードしてきた4氏が語る「21世紀の住宅論」。
建築家が住宅をつくるとは一体どういうことなのか。これからの住宅の
テーマは何なのか。そこに紡ぎだされる言葉の数々は、建築家を志す
人たちへの強くて熱いメッセージだった。

 

○参考図書2:雑誌『CASA BRUTUS 安藤忠雄×旅 総集編』
          /マガジンハウス/2,000円
時代の最先端を行く建築家・安藤忠雄。その評価は老若男女を問わず
高く、特にここ数年は「表参道ヒルズ」など日常で接することの出来る
建物の設計も多く、より身近な存在となっています。CasaBRUTUSでは
2002年9月号の「安藤忠雄×旅」から小特集も合わせると5本の特集を
組んでおります。今回のムックはその集大成ともいうべき商品で、この
1冊に安藤忠雄のこの約5年間のすべてが詰まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑安藤氏 設計 星の子館:池のほとりに建つ RC造の建物

 

建築談議No.018:「1.若手建築家の住宅について/2.横内氏設計の住宅について」

『街に出て建築談議』先日、遠藤秀平氏による設計の「姫路水道会館」の会議室で行いました。
建物内部を見学し、その感想を互いに述べたのち、『建土築木 2 川のある風景 内藤廣』をネタに談議しました。
『建築的思考のゆくえ』(内藤廣著/王国社/1900円+税)も面白い本でした。機会があれば建築談議で取り
上げたいと思っています。今回は、横内敏人氏による設計の「城の西公民館」の会議室を借りることができました。

平成19年8月30日(木曜日)10:00~建築談議 9:30~建物見学
「姫路市立 城の西公民館」会議室にて  (姫路市岡町33)
建築雑誌を読んで、最近の住宅について談議したいという意見があったこと、住宅設計を多く手掛けている横内氏の
設計された公民館で行ういうことで、下記の図書を使っての建築談議です。

◎参考図書1:雑誌『ディーテイル・ジャパン 2007年06月号 小住宅/> ローコスト建築』/2,310円
30才代の建築家の作品がいくつも掲載されています。角を現してきた若手建築家が
どういう作品を考えているのか話できればと思います。

◎参考図書2:雑誌『住宅建築 2006年02月号 町中の住まい』/建築資料研究社/2,450円
特集記事「住まいのプランを読み解く/横内敏人」について話をしたいと思います。
横内氏の考え方に共感し、また、こういうアプローチが、住まいを豊かにし、街に多様で
ありながら統一感をもたらすことのきっかけになる のではと思いました。「豊かなプランの
ための標準仕様・・・一般的にハウスメーカーや工務店による家づくりの場合、プランタイプ
が限定されていて、仕上げや仕様が建主によってある程度自由に選択できるようになっている。
それに対してプランが個別に自由で各部の仕様が限定されているという私たちのやり方はまった
アプローチが逆なのである。・・・」   

○参考図書3:雑誌『住宅建築 2007年08月号 住まいに野生のリズムを! 横内敏人』
             /建築資料研究社/2,450円
『住宅建築』最新号がたまたま横内氏の特集なので、あわせて 紹介しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

←小さいですが写真の中央に
姫路城があります。
城の西公民館 
姫路城の真西に
位置する事から
この地域を示すように
なったとの事。

 

 

 

 

 

 
←コンクリートブロックの
仕上げ。この表情が、
なんとなく優しい感じを
出しているのでは?
という参加者の感想でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建築談議No.017:「建土築木 川のある風景」

平成19年7月18日(第3水曜日)10:00~ 姫路水道会館 会議室にて (姫路市飾磨区野田町92)

◎参考図書1:『建土築木 2 川のある風景 内藤廣』/内藤廣/鹿島出版会/1890円
構築物から風景へ。構築物をつくることが、「ナイものをアル状態にする」ことだとすれば、自然は常に
「アッタことをナイ状態にする」ことだといえる。川はそうした自然の「アッタことをナイ状態にする」
ような力を代表する。常に存在し続け、土地を育み、土地を砕き、長い時を刻んでいく。山は切り刻まれ、
形がなくなることはあっても、川が人の生活から消えてなくなることはない。
東大土木の教授として格闘する建築家、内藤廣の思考と眼を凝縮した2冊の フォトエッセイ集の2。

 

 

 

 

 

 

 

 

←水道会館
南外観

 

 

 

 

 

 

 

 

 

←2階ロビー

 

 

 

 

 

 

 

←トイレ間接照明

 

 

 

 

 

 

 

 

←談議の様子

 

 

 

 

建築談議016(建築本Are Koreあれこれ)

平成19年6月6日(水)PM7:00~ 小林+片山事務所にて  5名参加
建築談議No.016:「建土築木 構築物の風景」
平成19年6月6日(第1水曜日)19:00~小林さんの事務所にて

◎参考図書1:『建土築木 1 構築物の風景 内藤廣』/内藤廣/鹿島出版会/
人はなぜ物をつくるのか。戦後の日本、何もない焦土から立ち直ろうとする時、
そこに求められたのは構築物だった。出来が悪い、街並みがふぞろいで汚い、
環境破壊だ、などと言うのは容易い。今だから言えることだ。父や母のことを
思い出してみればよい。みんな必死で生きようとしていたではないか。
東大土木の教授として格闘する建築家、内藤廣の思考と眼を凝縮した2冊のフォトエッセイ集の1。


↑談議016の様:子本の話の前に基準法新施行についての意見交換をしました。

 

建築談議015(建築本Are Koreあれこれ)

日々の仕事に追われていると、建築について語り合う機会があまりないものです。
月に一回、建築士会のメンバーで、建築を語る場が建築談議です。下記の日程で開催しますので、みなさん参加してください。
建築談議No.015:「建築家講演会講師 西沢立衛氏について」
平成19年4月25日(第4水曜日)19:00~小林さんの事務所にて (前回の案内から日時を変更しています。)

◎参考図書1:『妹島和世+西沢立衛読本 2005』/ /ADA/2940円 
妹島和世と西沢立衛のユニット、SANAAの世界中に散りばめられたプロジェクトを収録。
1998年以降、現在までの妹島和世+西沢立衛の展開する建築の真意を長時間にわたるインタビューにより紹介。

○参考図書2:『●▲PROJECTS』/横浜国立大学大学院設計意匠研究室/北山恒/西沢立衛著/いちい書房 /900円 
横浜国立大学大学院/建築学/設計意匠研究室による2005年度研究レポートです。
都市と郊外をテーマ として2005年度に制作された個人作品の他、横浜トリエンナーレ
2005出展作品、第9回TEPCO快適住宅コンテスト入賞作品等を含む全19作品を収録。
北山恒教授、西沢立衛助教授の書き下ろし論文も収録されています。
通販の南洋堂書店ウェブショップ等で注文できます。http://www.nanyodo.co.jp/

5月19日(土)に開催される建築家講演会の講師西沢立衛氏についての談議です。
事前に西沢氏の作品や考え方に触れておくことで、当日の講演がより有意義になると思います。
個人的には談議で買った本を持参して、講師にサインをもらうことを毎年の講演会の楽しみとしています。
みなさんもいかがですか。

本をネタに、日々感じている事柄を好き勝手に語り合っています。結構楽しい時間です。

 

これまでの開催報告

●建築談議No.001:建築雑誌「住宅特集11月号」について 平成17年12月14日(水)19:00~ 5名参加

●建築談議No.002:吉村順三について JAの59号「JUNZO YOSHIMURA 」2005秋号
 平成18年1月18日(水)19:00~ 3名参加

●建築談議No.003:宮脇檀について 「宮脇檀の住宅設計テキスト」宮脇檀建築研究室
 平成18年2月7日(火)19:00~  3名参加

●建築談議No.004:フランク・ロイド・ライトについて
 「住宅建築1993年3月号 淀川製鋼所迎賓館 F.L.ライト旧山邑邸」 平成18年3月7日(火)19:00~ 6名参加

●建築家「堀部安嗣」勉強会(建築談義NO.005:堀部安嗣について)
 場  所:姫路文学館施設 望景亭 和室
 日  時:平成18年4月8日(土) AM 9:00~11:45(勉強会)

●建築談議No.006:家相について 6月13日(第2火曜日)19:00~小林さんの事務所にて
 『家相の科学』 /清家清著 /光文社
 『家相の科学 21世紀版』/清家清著 /光文社

●建築談議No.007:「中村好文氏について」 7月5日(第1水曜日)19:00~小林さんの事務所にて
 『普段着の住宅術』 /中村好文著 /王国社

●建築談議No.008:「日本の間取りについて」 9月6日(第1水曜日)19:00~小林さんの事務所にて
 参考図書1:『コンフォルト増刊 図説日本の「間取り」/MADORI』 /建築
 参考図書1:『間取り百年 生活の知恵に学ぶ』/吉田桂二著/彰国社


 建築談議No.009:「nLDKの間取りについて」 10月18日(第3水曜日)19:00~小林さんの事務所にて
 ◎参考図書1:『「51C」家族を容れるハコの戦後と現在』 
 〇参考図書2:『家族を容れるハコ 家族を超えるハコ』 

●建築談議No.010:「nLDKの間取りについて」 11月15日(第3水曜日)19:00~小林さんの事務所にて
 ◎参考図書1:『危ない間取り』 /横山彰人著/新潮社
 〇参考図書2:『住宅建築 2004年6月号  まだ、LDKなのか 』 /建築資料研究社

●建築談議No.011:住宅建築に関するDVD鑑賞による建築談議 平成18年12月16日(土)17:00~19:00
 場所:イーグレひめじ 会議室
 フランク・ロイド・ライト「落水荘」
 ル・コルビュジェ「サヴォア邸」
 ミース・ファン・デル・ローエ「ファンズワース邸」

●建築談議No.012:「断熱と気密」 パート1 
 平成19年1月17日(第3水曜日)19:00~小林さんの事務所にて
 ◎参考図書1:『スラスラわかる断熱・気密のすべて』  /南雄三著/日本実業出版社

●建築談議No.013:「断熱と気密」 パート2 
 平成19年2月21日(第3水曜日)19:00~ 山田さんの事務所にて
 ◎参考図書1:『スラスラわかる断熱・気密のすべて』  /南雄三著/日本実業出版社

●建築談議No.014:「まちなみと住宅」 平成19年3月28日(第4水曜日)19:00~小林さんの事務所にて
 ◎参考図書1:『まちなみ住宅のススメ』/陣内秀信他共著/鹿島出版会

●建築談議No.015:「建築家講演会講師 西沢立衛氏について」
 平成19年4月25日(第4水曜日)19:00~小林さんの事務所にて 
 ◎参考図書1:『妹島和世+西沢立衛読本 2005』/ /ADA/
 妹島和世と西沢立衛のユニット、SANAAの世界中に散りばめられたプロジェクトを収録。
 1998年以降、現在までの妹島和世+西沢立衛の展開する建築の真意を長時間にわたる
 インタビューにより紹介。
 ○参考図書2:『●▲PROJECTS』/横浜国立大学大学院設計意匠研究室/北山恒/西沢立衛著
                 /いちい書房 /
 横浜国立大学大学院/建築学/設計意匠研究室による2005年度研究レポートです。
 都市と郊外をテーマ として2005年度に制作された個人作品の他、横浜トリエンナーレ